STORY

WHY WORK

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“入社5年目・木下の経歴”

―― それは、「絶望と挑戦と自由」の物語

34歳の派遣社員である木下陽介は、プログラミングを勉強し、自分でビジネスを立ち上げるも失敗。俺の人生どうなるんだろうと、絶望する毎日。正社員のエンジニアになれたら、少しはマシになるのだろうか。。。お金がないから、女性のお店にも行けないので、個室ビデオ店でAVを見るのが唯一の息抜き。このままじゃダメだ。。少しでも誰かの役に立つ事をしようと思い立ち、ゴミ拾いを週6で実行。ある日、ハマノーンから「どうじゃ?ワシの仲間にならないか?」とスカウトが来る。怪しさ満載だったけど、エンジニアを募集しているらしい。今の絶望的な現状から抜け出せるんなら、何でもいい!と、入社を決意する。

“入社1年目”
――SE&副業デビュー!

SEといってもテスト要員からスタート。開発が出来ず、エクセルをいじるだけの日々。早く人生を立て直さないといけないのに、、、焦燥感に終われる日々だった。 そんな状態を見たハマノーンから「自分でサービスを開発して、それを売って副業にしたらスキルも収入も上がっていくじゃん」と言われ、藁にもすがる思いでやることに。 失敗続きの自分だが、ハマノーンの言う通りにすると、副業で数万円を稼ぐことが出来た。これを機に、収入が増え、精神が回復していく。

“入社2年目”
――年収200万UP!
 我、調子に乗る者。

木下が開発したサービスが売れていき、更にスキルも上がる。そのため、本業の給料も上がる。合計年収は200万円UP。収入がドンドン上がる事で、病んでいた精神が回復し、今まで押さえてた欲が爆破する。木下の夢であった「風俗に通いまくる生活」と「日本最高級店の常連」が叶う。「彼は、風俗のために生きている」と、誰もが理解した。

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“入社3年目・覚醒”

―― 自由と地獄の影が潜む

あんなに充実していた風俗生活が、飽きてしまった。これにより、木下の仕事モチベーションが激減する。今度は「自分は何のために働くのか」が、分からなくなっていった。ある日、今までの功績により、ハマノーンから「事業責任者にならないか?」と打診される。自分の事業に100%集中できて裁量権と自由が手に入れられるなんて、面白そうじゃないか!と思い、仕事のモチベーションを取り戻す。

“ライバル現る!”
――立場を脅かす者。

SES部門にいたエンジニア彩人氏が、木下と同じように事業責任者に。どうやらゲームを作るらしい。しかも、給料は、同じ役職なのに年収が100万円以上違う!? 木下は、責任者になってから副業収入が無くなり、年収が150万円下がったのに対して、彩人氏の年収は下がってない事に違和感を感じていた。だが、持ち前の気にしない特性を発揮し、事業部の成長に努める。

“嫉妬”
――同じ会社なのに、
なぜ、こうも違うのか。

事業部の成功を目指し、土日も働く日々。自由を手に入れるために働いているのに、逆に自由が全くない。事業部の不安定と精神の不安定が同期する。木下に、自由と地獄がついに襲いかかる。そんな中、2カ月の育児休暇をとった同僚がいる事を聞き、嫉妬心が隠せない。改めて、問う。何のために働くのか?

“仲間召喚”
――導かれてしまった者たち。

事業部が伸びてきたので人を増やす事になった。すると、ハマノーンが2人の若者を連れてきた。1人はネットワークビジネスに騙された過去を持つ23歳。もう1人は、某ビックモーターの元社員の25歳。2人ともブラック企業耐性を既に兼ね備えており、ダンス練習の参加もOK。会社に住むのもOK。変身もOK。と、木下は、2人のピクリとも動じない事に驚愕すると同時に、頼もしさを感じたのであった。

“幸せの虚像”
――結婚を果たすが、
社畜の使命は果たせるか!?

1人だった事業部もチームとなり、木下は、名実ともにリーダーとなる。結婚もでき、順風満帆かと思いきや、まだまだ事業部は不安定。帰りも遅く、毎日、奥さんから寂しいと電話がかかってくる日々。「何のために働くか」なんて、もう迷わない。それは、家庭も、事業部も幸せにするため。木下は、今日も戦う。。。

NO PAIN, NO GAIN.

これは―― 百年に一度の奇跡の出逢い。

ブラック企業とおシリあいに