
本日の読書感想文は、松下幸之助氏の「リーダーになる人に知っておいてほしいこと」です。
”松下 幸之助(まつした こうのすけ、1894年〈明治27年〉11月27日 – 1989年〈平成元年〉4月27日)は、日本の実業家、発明家。
パナソニック(旧社名:松下電器産業、松下電器製作所、松下電気器具製作所)を一代で築き上げた経営者である。異名は経営の神様。”
記載にあるとおり、経営の神様と呼ばれ、現代でも尚、多くのビジネスマンへ大きな影響を与えています。
一部を本書の中から、抜粋。
”素直になれば、物事を色眼鏡で見ないようになる。赤は赤、黒は黒に見えるようになる。本質が見えるようになる。そうすると過ちが少なくなる。融通無碍な人間になれる。”
※融通無碍(ゆうずうむげ) ・・・ 行動や考えが何の障害もなく、自由で伸び伸びしていること。
”誰の言うことでも一応は素直に聞く。いいなと思ったら素直に取り入れて実行する。人の意見を聞くときは、虚心になって私心をなくして、素直な心で聞く。
そうして他人の知恵才覚を授かる。そのむずかしくないことを、人はなかなかできない。そして失敗する。”
”知識は道具である。知識の奴隷になってはいけない。知識の主人公になる。縦横無尽に知識を使いこなす。”
”何もかも自分の思うとおりになるなどと考えないこと。辛抱、苦労があって当然と割り切ってやる。いずれその苦労は、生きがいとなる。”
”自分にとってはつまらない仕事でも、それが世の中の役に立っている。必要のない仕事などどこにもない。それは人も同じである。”
”今までやってきたこと、それを一ぺん白紙に戻す。その知識にとらわれず、一からやり直す。すると、その捨てたものも有意義に働き始める。”
”百歩先、十歩先、一歩先、それぞれを見ることが大事である。しかし、まずは一歩先を見なければならない。”
”他人に観てもらうより、自分で自分を観る。自分のどこがいけないかを自分で見つける。この自己観照が大切である。”
※自己観照 ・・・ 自分で自分を、あたかも他人に接するような態度で外から冷静に観察してみること。
”和を第一とする。和なくしては強い力は生まれない。それを頭でわかるのではなく、心に入れておく。”
正直なところ、本書を丸写ししたいくらいの気持ちですが、この辺りで止めておきます(笑)
それくらい、どの言葉も胸に残ります。
人徳の身につけ方を教えてくれているといっても過言ではないのではないでしょうか。
松下幸之助氏の人間観、人生観がギュっと詰め込まれている。
リーダーとして、チームを引っ張っていくだけでなく、周りからリーダーとして認めてもらう人間力を養うこと。
素直である。自分では心がけていると思っていても、周りからみれば全然素直じゃなかったり、
わかっていると思っても、わかっていないことがたくさんあると思います。
過信、妄信することなく、心をフラットにして置くことが必要ですね。
この本は本当にサラッと読めてしまいます。
同じ目線で、誰にでもわかりやすい言葉で語れているからなのでしょう。
また、この本は読む時期やタイミングによって、感じるところが大きく変わってくると私は感じています。
一度だけでなく、定期的に何度も読み返すことで、よりこの本の価値が生まれてくるはず。
是非、一度ご自身で手にとって読んでいただきたい一冊です。
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